プレイヤーが求めるアニメ制作

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大切なものを見失わせない

ソーシャルゲームはスマートフォンやタブレット利用者にも人気がありますが、どちらも人が持ち歩けるサイズの端末であり、画面がさほど大きくないプレイ状況であると考えると、ゲーム内のアニメーション演出で気をつけなくてはいけないポイントがいくつか挙げられます。

まず、画面内のあちこちで同時にアニメーションが動いていると、プレイヤーの集中を阻害してしまうでしょう。一目で見渡せる画面サイズだからこそ、アニメーション効果で目立たせるのは大切なポイントに絞るべきです。ゲーム制作側はどこを見るべきか理解していても、初めてゲームを遊ぶ人の集中力は無限ではありません。

また、例え重要であっても常時動き続けるアニメーションも問題です。巨大な赤いボタンがチカチカと激しく明滅していればたしかに人目を引く効果はあるかもしれませんが、テレビゲームほどゲーム画面と目線の距離が開いていないスマートフォンやタブレット端末ではプレイヤーの目に負担を与えかねません。そんな時は動きの間隔をゆるやかにし、色味や形を変化させることで注意を引きつける演出にすると良いでしょう。

そもそも同じ演出を短期間で繰り返すことは、逆にプレイヤーの関心を薄れさせる結果になります。凝ったアニメーションは頻度を減らすか、二度目以降は内容や長さを簡略化するように調整しておくのが親切です。

アニメーション制作側としては、まずは印象的な演出でプレイヤーを楽しませたいという希望があるかもしれません。しかし、適切な演出があってこそプレイヤーはストレスなくゲームを楽しめるものです。制作側は常に、初めてプレイするような新鮮な気持ちと視点で演出を考える必要があるでしょう。